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娘は今日で7ヶ月になった。
昨日の結婚記念日、実家の両親の家で、彼女はテレビのリモコンを叩き落として壊した。見たこともないくらい、リモコンが粉々になっていて笑えた。プラスチックが割れ、ボタンが全部バラバラに飛び散って、えらいこっちゃ、と破片をかき集める父。大人がザワっとしたので泣き出した娘に、内心、よくやった!と思う。やっぱり私達の子どもだなあ、とウィルが言った。
実家のテレビはちょっと大きすぎて、うるさいなと私も思っていたから。赤ん坊がやることにはすべて、意味というか、意図があると思う。そう思ったほうが楽しいというのもあるが、本当にそうなのだと思う。この小さな神様の目からみたら、私達がふだん振り回されている日常や文明やシステムや既成概念のすべてが、奇天烈に見えるのかもしれない。娘はまだ話せないし、優しいから、私達を批判したりはしないけれど。ときどき、その美しい眼に全部見透かされている気がして、はっとする。

それでも、私達のような、こんなメルヘンを生きる両親を選んで産まれてきたこの子は、どんな子なんだろう??日々考えている。私達はアメリカ人と日本人で、お互いひとりで音楽を作って世界に発信する、という活動をしていて出会った。アーティストになりたかった人たちなので、当然お金も無く、安定、安心も無い生活だ。パパのつくるアンビエント・ミュージックに惹かれたから?ママは即興子守唄の名人だから?国際結婚という特異性もある。そんな環境を、面白そうと思ったのだろうか。クリエイティブってなんなんだろう。クリエイティブ、なんか安っぽい気がしてくる。ただ生きる、できるなら楽しく。娘は日々教えてくれる。分娩台の上ではじめて眼を合わせたとき、その瞳の奥にはメラメラ炎が燃えていた。