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娘の誕生祝いに送られてきたピューター製の小さなマグカップ。ウィルの生まれ育ったアメリカミシシッピ州では、赤ちゃんへの贈り物として定番らしく、我が家には二つやってきた。とても素敵だけど、重いし、これで飲むのは赤ちゃんには難しいんじゃないか、と思ったが、持たせてみたら意外と娘の手にしっくりくるようだ。贈り物として伝統があるくらいなのだから、きっと理にかなった便利さがあるんだろう。赤ちゃんのうちから使わせてみようかと思う。
お嫁に行くまでは縁もゆかりもなかった、飛行機で18時間の場所。そこに今では、大切なもうひとつの家族が住んでいる。ミシシッピ州という所は、アメリカの右下のほうにある、アメリカでもとっても歴史が古いところ。トムソーヤのお話みたいな田園風景の中に、築100年以上の家々がたくさんあって、とくに目立った観光名所などはないのだけど、家庭料理がとても美味しかったり、独特の土着的な文化や慣習があって、素朴な素敵さがある。そんな歴史ある土地に育ったからか、ウィルさんは古いものを大切にする人だ。彼の使っているカメラやオープンリールも、昔お父さんが使っていたものだ。下の写真はフクロウ・フーター(左)とダック・フーター(右)。これもウィルのお父さんのものだ。基本的には狩りに使うものらしいが、本当の鳴き声みたいに聞こえるので、とてもよく作られているなあと感心する。ライブの時など楽器として使っていたが、娘に吹いてあげて遊んでいるうちに、娘も上手に音が出せるようになって、すっかりおもちゃとして定着した。赤ちゃん用にものをそろえる必要なんて本当は必要ないのかもしれない。安易に便利なものよりも、丁寧に作られた、造詣も美しいものを娘にも触らせたいと思う。ご縁があって我が家に集まってきたものたち。家族の歴史や想いがつまったものはやはり特別だ。

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